玄界島
〜ちょこっと〜 いい話
「ちょこっとLIVE〜」で皆様に ご協力いただいた義援金を災害本部にお届けしたことにより、山崎市長からお礼状が 届きました。(05年7月16日更新)
ミュージカルの振付
玄界小学校の学習発表会を応援するプロジェクトとして、5・6年生のミュージカルの振付をします。演目は劇団四季の「人間になりたがった猫」です。
これは『アートサポートふくおか』さんの発案で、玄界島の人々を勇気づけようとアーティストが出来ることを考えました。子供たちの元気に活動している姿を見ることが、大人たちの励みになるのでは!と。(9月20日更新)
ミュージカルの振付製作のため、9月30日に関係者の方と玄界島に取材に行く予定です。(9月23日更新)
玄界島の現状
地震から半年たつ今も、漁に出る男性は島の仮設住宅に、学校に通う子供たちは本土のカモメ広場仮設住宅にと、家族やコミュニティが分断された、この状況が復興まで数年かかると言われています。
取材★報告
9月30日玄界島の取材に行って来ました。現地の方に案内していただいて、立入禁止区域やお住まい(仮設住宅)まで見せていただきました。地震の爪痕はTVで観ていた以上に胸に来るものがあります。崩れ落ちた建物、ビニールシート・・その横にはなにもなかったかのように綺麗な花が咲いていました。そんな景色の向こうに広がる青い海と空。自然とそこに生きる人間の姿を思います。簀子小学校内に間借りしている玄界小の子供たちは元気で、島に行って来た話をうらやましがっていました。子供たちの声の響かない学校へと続く急な坂道、海に臨む校庭。その景色が思い出されます。(05年10月6日更新)
 
ミュージカル・その後(玄界小学校の学習発表会)
玄界小学校版「人間になりたがった猫」11月30日、玄界小学校の学習発表会が行われました。僕は5・6年生の出し物・「人間になりたがった猫」の振付を担当したのです。5・6年生はミュージカルのお芝居・歌・ダンスの他に、全学年での出し物として、太鼓と歌まで練習しなければなりません。ダンスには、たった2時間ずつ5日間。しかも歌や演技の先生と時間を分け合って・・・という状況でした。28日、初めての通し稽古。29日、全学年でのリハーサル。ところが、9人の出演者のうちのひとりが、風邪でダウンしてしまったのです。前日リハの時点で、お休みする出演者の台詞を、他の出演者が代わりに言うことに決まりました。明日が本番だというのに、自分のことさえまだ出来ていないというのに、みんな、やることが増えてしまったのです。稽古中から前日リハ・本番ともTV・ラジオや新聞の取材は目白押し。とても心配です。
そして本番。僕は各学年の舞台背景の転換や5・6年生の照明も担当しました。はじめのことばに始まり、3・4年生・1年生・2年生のお芝居へと続きます。間に先生による手品が入るなど盛りだくさんでした。トリを努めるのは5・6年生のミュージカル。僕たちの心配をよそに、本番は素晴らしい出来映えでした。後で聞いた話ですが、10時ごろまで集会所で練習したそうです。最後に、全校生徒での太鼓と合唱がありました。今、島に戻っている人たちもご招待されていて、中には涙ぐまれた方もいたようです。 終了後、5・6年生と一緒に給食を食べてきました。本番にこんな間違いをしたとか、前日の夜の練習のこととか、先生が本番中に撮った写真をスライドで写しながら楽しくいただきました。その後、校長室でコーヒーをよばれて帰って来たのですが、とても貴重な経験をさせていただいたこと、幸せに思います。(05年12月19日更新)
福岡西方沖地震から1年3月20日、地震から1年の節目として玄界島で式典が行われました。災害本部の方や消防団の方がいらっしゃって防災訓練をした後、様々な方々の挨拶、そしてシンガーソングライター野田かつひこさんのミニコンサートと続きます。保育所や小学校・中学校のお友達も島に戻っての大規模なものでした。
「アートサポートふくおか」さんの呼びかけで、昨年の9月、玄界島に取材に行ったのが始まりでした。小学校の学習発表会を支援する一環として、野田さんが作詞・作曲なさった「僕のふるさと玄界島」。その曲が子供たちばかりでなく、島の方々にも受け入れられ、こうして迎えていただいたのです。僕は裏方として、お手伝いに行ってきました。僕たちは、玄界島の子供たちが島に帰れる日まで、こうした活動を続けていきたいと考えています。(3月25日更新)

FALLING IN LIVE WITH YOU! vol.4と玄界島
12月3日、大博多ホールにて「FALLING IN LIVE WITH YOU!モが開催されます。今回「平成18年度福岡市民芸術祭」に参加。(財)福岡市文化芸術振興財団、福岡市、福岡市教育委員会の後援をいただいています。
そのラストを飾る連続作品として、野田かつひこ さんによるメ僕のふるさと玄界島モのギターの弾き語り。玄界小学校の皆様による和太鼓の演奏。栗原景子さんによるメおかえりなさいモという詩の朗読。そして「Birth」というダンスナンバーをご用意しています。Birthモのテーマは海と空です。
玄界島を訪れた際に、傷ついた島の向こうに見えた海と空。その優しい美しさと内在する強さとを兼ね備えた姿を、生命の源を感じさせる自然のエネルギーを、ダンスで表現したいと考えています!(06年9月30日更新)
06年の玄界小の学習発表会
11月30日、玄界小学校の学習発表会が行なわれました。今年も僕は、5・6年生のミュージカル「魔法を捨てたマジョリン」の振付をしました。
昨年と同様、29日にも僕は伺ってリハーサルを行い、発表会全体の舞台背景の転換や照明も担当しました。5・6年生のミュージカルのリハーサルはというと、台詞が飛んだり、詰まったり、音響の失敗があったりとボロボロ・・・またもや集会場での特訓です。今年は、昨年一緒に出演していた中学生が、気合を入れに来てくれたそうです。先輩の言葉に後押しされてか、当日、みんなパワー全快!本番は、とても良く出来ていました。終わった後は親子給食会。僕は振付を担当した5・6年生の皆さんとそのお母様と先生と一緒に、食事を取りました。練習の時には見ることの出来ない、家庭での様子を垣間見ることが出来て、微笑ましかったです。(06年12月2日更新)
FALLING IN LIVE WITH YOU! vol4の取材
■07年 全国誌「潮」3月号に掲載。(People 今月の人)
■06年12月3日、西日本新聞さんが大博多ホールに、「FALLING IN LIVE WITH YOU!」開催当日の模様を、取材にいらっしゃいました。4日に玄界小学校の子ども達がステージでライトを浴びながら元気に和太鼓を演奏している姿と「FALLING IN LIVE WITH YOU!」の「海と空」をテーマにした作品を、記事として、ご掲載いただいてます。(06年12月9日更新)
■06年12月3日、西日本新聞さんのコラムで、"FALLING IN LIVE WITH YOU!vol4モのことが触れられました。舞台に前向きに取り組む子どもの気持ちと。復興に向かう島の姿とを重ねて捕らえています。
■06年11月18日、西日本新聞さんの取材。(玄界小の児童出演)
玄界島 帰島セレモニー
3月23日かもめ広場において。玄界島の方々が2年に及ぶ避難生活から島に帰られる、記念の式典が行われました。会場には、大漁旗がフェンスいっぱいに張り巡らされ、さわやかな春の空にも、吹流しと大漁旗が勇壮にはためいていました。
僕は午前中からお手伝いに伺い、島の方々と一緒にお昼をよばれました。その時、島の方が「夜、島に明かりが灯ると、島が生き返ったような気がする」とおっしゃっていました。当たり前のことだけど、心に響く一言でした。
いろいろな方々のご挨拶の後、野田かつひこさんと子ども達による合唱です。大漁旗をバックに元気に歌う子ども達の姿は、活き活きとしていました。またその後、園児による太鼓が披露されました。園児たちの衣裳も、大漁旗で作った法被でした。
19世帯は、かもめ広場に残られるそうです。島に帰られる方々も、仮設住宅です。これで終わりではありません。大漁旗には、これからの生活も頑張っていこうという、皆様の想いがこめられています。漁を業とする、島の方々の強い想いなのです。(07年3月23日)
  



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